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by jinsei1

5月17日 水

「水中花ときどき水を替える恋」
(すいちゅうかときどきみずをかえるこい)
照井翠。
5月17日  水_a0009666_8175085.gif 江戸期に活躍の西鶴は「桜をある時酒中花にしかけて」と書き、その挿絵の説明として「長さき酒中花つくり花からくり」と記す。つくり花は造花、そのからくり仕掛けを酒中花とよんだ。中国から長崎に渡来したものらしい。水のほか造花を酒杯に浮かべ酒席を楽しんだ。石田波郷は「水中花培ふごとく水を替ふ」と詠む。 
1962~ 岩手県生まれ。「寒雷」同人。by村上護。

5月17日  水_a0009666_8275099.jpg★新人賞受賞翌年、第7回遠野学会で「遠野の俳句」と題して講演中の輝く翠さん。
-照井さん俳句新人賞-
 現代俳句協会(松沢昭会長)の第20回現代俳句新人賞は、遠野緑峰高教諭照井翠(みどり)(本名・葉子)さんの「悲母観音」(30句)に決まった(10月)。斬新な発想と、シャープな切り口が高く評価された。
受賞作のうちより「蜩や悲母観音はなぜに悲母」翠

好きな句-「空蝉の虚空を抱いてゐたりけり」翠
こんな句も-「雪女雪降る夜は抱かれたし」翠
5月17日  水_a0009666_15132742.jpg
「立てばとて芍薬やれさ水やろう」
(たてばとてしゃくやくやれさみずやろう)
山根尽生。

by jinsei1 | 2005-05-17 08:30 | きょうの一句