5月25日 ピュリツァー賞
2005年 05月 25日
(じらいふむちょくぜんのきゃぱくさいきれ)
鈴木六林男(むりお)。
戦争写真で世界的に名が知られたロバート・キャパは1954年5月25日(★本日命日)、インドシナ戦争の取材中に地雷に触れて爆死した。記録によるとメコン・デルタの草の生えたなだらかな傾斜を上ろうとした時だったという。今も世界中に一億数千万の地雷が埋められていて危険極まりない。キャパの死を無駄にしないためにも銘すべき一句である。
作者もまた戦場で視線をさまよい九死に一生を得て帰還した人だ。第二次世界大戦中、フィリピンのバターン・コレヒドールにおける激戦で追った傷を今も抱えている。戦争は終わっても心の傷は容易に癒えない。「敗戦日短距離走者並び立ち」「何をしていた蛇が卵を飲み込むとき」
1919~ 大阪生まれ。「花曜」創刊主宰。by村上護。
★後の祭りで、23日に「沢田教一展」終わっていました。
ザンネン!見損ないました。
(さわだまたきゃぱのあとおいおなじみち)
山根尽生。
「おのれまとふ無尽の糸や上蔟す」 山本つぼみ。