日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

12月24日 クリスマス

クリスマス「君と結婚していたら」 
(くりすます 「きみとけっこんしていたら」 )
堀井春一郎。
12月24日 クリスマス_a0009666_1051255.jpg 若き日を振り返っての作である。<君>というのは昔の恋人だろう。離れ離れになっていたが、再び出会う機会があったのだ。そのときどんな話しになったかは知らないが、一変の短い小説なら書けそうな場面である。
 彼女と結婚していたらどんな家庭を築いていたろうか。結婚しないで別の人生を歩むことになったが、時間はただ通り過ぎていったのではない。それとは逆に、現在から過去へと積み重なっていくものが時間だという考えもある。たとえば目の前に飾られたクリスマスツリーを見ながら、濃密な昔の恋人との時間がよみがえったのだろう。思い出は美しく、焼け棒杭に火がつきそうな危険を秘めた一句である。
1927~1976 東京生まれ。俳句総合誌「季刊俳句」創刊。by村上護。

12月24日 クリスマス_a0009666_1062345.jpg
「イブとかや今宵如何に日本人」
(いぶとかや こよいいかいかがに にほんじん)
尽生。

メリーメリークリスマスなら、いかな理由あろうとも 、
戦火は即座に消そう、なっブッシュ!!!


明日12月25日の一句 
「世に住まば聞けと師走の碪かな」 
井原西鶴。

by jinsei1 | 2005-12-24 10:09 | きょうの一句