2月24日 芽吹きへ
2006年 02月 24日
(やまやきや ほのかにたてる ひとつしか)
加舎白雄(かやしらお)。
作者加舎白雄は江戸天明期の俳人。1738年に江戸で生れ、蕪村にやや遅れて、中興俳諧を完成した。矢島渚男は「蕪村を郷愁の詩人と呼ぶとすれば、白雄は寂寥の詩人」と書いている。芭蕉の生き方を慕って、蕉風俳諧の精神を忠実に継承した作品を多く遺した。「人恋し灯ともしころをさくらちる」「陽炎の目にしみるばかりなり」など、陽炎の句は、兄の死に国元の信州上田に赴いたとき、墓前での作。by癒しの一句。
(かれくきに つゆにそなへの めぶきかな)
山根尽生。
明日2月25日の一句
「仰ぐこと多くなり春の空となる」
加倉井秋を。
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