5月20日 大空のました
2006年 05月 20日
(おおぞらのました ぼうしかぶらず)
尾崎放哉。
有季の句にばかり触れているとこうした句にまで季感を求めてしまいそうになるが、「大空のました」とはどんな季節であってもいい。広やかな地の上に空があり、作者はこの世界を受け入れ融け合う。「帽子かぶらず」とその世界を自らに引き寄せていながら、その景色の中に作者の存在が消えていくようだ。
他に「こんなよい月を一人で見て寝る」「入れものが無い両手で受ける」など。by癒しの一句抄
(そらあおく これにてきょうは かちなのり)
山根尽生。
明日5月21日の一句
「つかみ合ふ子どものたけや麦畠」
垂葉堂游刀。
寝てる間に、ボケ防止