6月14日 暗がり
2006年 06月 14日
(みのうちの まつくらがりの ほたるがり)
河原枇杷男。
螢狩りは夕暮れの水辺で光ながら飛ぶ蛍をつかまえること。捕まえた蛍を入れると、ただの虫籠も蛍籠となる。子どもは熱心に河原を走りまわって捕まえようとするが、大人はただ飛ぶ蛍を眺めていたりする。次の日、籠の中で弱々しく光っているのをみると哀れでもある。これは自分の外の螢狩りだが、自分の中の世界でも蛍狩りをやっているというのが掲出句。一種独特のポエジーがある。自分の内なる闇を覗き込んで、そこに飛び交う蛍の火を発見したのだろうか。はby癒しの一句抄。
(さいきょうの しんげつぱわー まちわびて)
山根尽生。
明日6月15日の一句
「虹二重神も恋愛したまへり」
津田清子。
寝てる間に、ボケ防止