日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

6月22日 合歓咲き

 
「地を掃くはいとやすく合歓咲きにけり」
(ちをはくは いとやすくねむ さきにけり)
南上敦子。
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 庭先を掃いている。毎日のことだが日によって天気も違えば、掃くほうの気分も変わる。それでも淡々と掃き続けている。こうやって箒を使っていれば、掃くことはなんとたやすいことかと思われる。上を見上げれば合歓が咲いている。「いとやすく」が「合歓咲きにけり」にも懸かるような、軽やかさも日々の暮らしの落ち着きそのもののようだ。合歓の花は天を掃いているのだろうか。癒しの一句抄。

<お香の木 抹香木>
 昔は毎朝仏壇にお香を焚き、お膳をお供えする家が多かった。香材は農山村ではほとんどの家が自家製のものを利用していた。ネムノキの葉はカツラとともに、お香の剤料として全国的に使用されていた。
 秋田ではネムノキをマッコウギと呼び、ネムノキの葉を盆近くなると採取し、干して臼で引き抹香を作る。1年中使う分を一度に作っておく。ネムノキを最上とするので抹香木という。

 <多目的に利用されている有用樹>
 ネムノキの葉にはクエルシトリン、若葉にはビタミンCなどを含む。ゆでて食用にされる。また、牛馬の飼料にもなる。夏季に集めた樹皮を天日乾燥したものを生薬で合歓皮といい、利尿、強壮、鎮痛、駆虫の効果がある。
byシリーズ自然を読む"樹木の個性を知る"「ネムノキ」抄


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「合歓咲いて秋の落葉の頃のこと」
(ねむさいて あきのおちばの ころのこと)
山根尽生。

明日6月23日の一句
「炎天にいま逢ひそれも過去のごとし」 
目迫秩父。


寝てる間に、ボケ防止

by jinsei1 | 2006-06-22 15:24 | 癒しの一句