6月27日 夕顔 昼顔
2006年 06月 27日
(ゆうがおや はるかにつづき ゆくきのふ)
小山田万里子。
掲出句、過去を昨日として振り返るとき、時間は繋がった果てしない昨日の蓄積となる。今の自分は昨日の自分に、昨日の自分はそのまた昨日の自分に繋がっているのだ。そして実体のない過去という時間が合わせ鏡のなかの残像のように、振り返り続ける作者の向こうに続いている。夕顔の白い花が薄闇に浮かんでさかのぼる昨日に一つずつ灯るようだby癒しの一句抄。
(さんさんと こもれびもれる ひるがおを)
山根尽生。
明日6月28日の一句
「晝顔の見えるひるすぎぽるとがる」
加藤郁乎。
遠隔治療のお薦め
寝てる間に、ボケ防止