7月5日 星祭
2006年 07月 05日
(どろぶねで いいではないか ほしまつり)
大木孝子。
掲出句からはやはり、たぬきを乗せた泥舟が海のまん中で沈んでしまう昔話の結末を思い出す。もう最初から沈むとわかっている舟。しかし作者はそれでも「いいではないか」という。それだけでは投げやりのようだが、掲出句では星祭という季語に込められた願いや夜空の広がりが、作者の心をもっと別の場所に凛と立たせている。by癒しの一句抄。
「泥船で有ろう無かろう星祭」
(どろぶねで あろうなかろう ほしまつり)
山根尽生。
明日7月6日の一句
「麦こがし煩ことごとく噎せかへる」
山田みづえ。
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