日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

8月4日 逝く夏


「逝く夏の簾をかかげ何も見ず」
(ゆくなつの すだれをかかげ なにもみず)
柿本多映。
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 作者は簾を持ち上げて、陽光のあふれる世界を見ているのだ。しかし作者の目は何も見ていない。「何もみない」と同時に「何も見えていない」ということでもある。ゆく夏を惜しむ思いから、過ぎていく時間や自身へと思いは呼び起こされていく。by癒しの一句抄。

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「この先はどこまで続く夏の雲」
(このさきは どこまでつづく なつのくも)
山根尽生。

明日8月5日の一句
「厚餡割ればシクと音して雲の峰」
中村草田男。


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by jinsei1 | 2006-08-04 07:23 | 癒しの一句