9月22日 待宵や
2006年 09月 22日
(まつよいや おんなあるじに おんなきゃく)
与謝蕪村。
女主人のもとに一人の客が来ている。それも女の客である。親しい間柄であるようだ。日頃はおたがいに会う機会もない。今日はたまたま、都合がついて、こうして出あうことができた。おりからの小望月を眺めて話もはずむ。一日早い月見としゃれこんだわけではないが、ゆっくりとした時間の流れることよ。
蕪村の発句にはこういう芝居の状況を切り取ったようなものがある。小説的な、といってもよい。現代の俳句にはすくないおもしろみである。癒しの一句抄。
(ききざけを くらもとまねく さとうかな)
山根尽生。
明日9月23日の一句
「霧の夜のさよなら彼に闘志もどれ」
赤城さかえ。
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