11月28日 雪の日は
2006年 11月 28日
(ゆきのひは ゆきのうたなど いきてゆかう)
細谷源二。
掲出句を含む句集『砂金帯』は昭和二四年刊。東京の焼野から来た作者にとって、北海道の冬は過酷なものだった。作者一家はその地に「家を建てて、三年ともかく生きのびた、でん粉柏だんごと、えんばくの常食で蒼黒く痩せて、木を伐り、根を抜いて生きた。」(同句集自序)という。
作者には「地の涯に倖せありと来しが雪」という著名な句がある。ドラマのように詠み込まれた天と地が忘れ難いが、こうした厳しさを身に引きつけて味わうことは、難しい時代になってしまった。by癒しの一句抄。
(けなげにも ゆきにしゅやくの おとめかな)
山根尽生。
明日11月29日の一句
「毛布に鼻うづめ「癌め」とののしる夜」
江国滋。
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