2月27日 春の星
2007年 02月 27日
(またたきて かれきのなかの ほしははる)
松本たかし。
星に風趣を感じての作である。冬の星は荒星、星冴ゆるなどともいうが、春の星にとげとげしさはない。地上はまだ寒気がみなぎっている。春とは名ばかりで、枯れ木ばかりで寒々しい。そんな夜道に空を見上げての感懐だろう。<またたきて>は星がちらちらしているのをいうが、枯れ木との取り合わせで早春の景を的確に詠んでいる。注目すべきは<星は春>の表現で、いちはやく星の光に春を見つけたのだ。byけさの一句抄。
(すずなりの きらきらぼしの なみきみち)
山根尽生。
明日2月28日の一句
「火の国の娘を詠める歌牡丹の芽」
加藤三七子。
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