3月5日 地虫出ず


「遅々として老後の計や地虫出づ」
(ちちとして ろうごのけいや ぢむしいづ)
馬場移公子。

 今日は啓蟄、冬ごもりの虫が暖かくなって外に出てくる時期の意である。対して年老いて後の生活設計は遅れているという。少子高齢化が進む日本では、だれもが他人事でなくなっている。古代インドで一生涯を学生、遊行、家住、林住の四期に分け、各々の年季が義務づけられていた。学生、遊行には修行が課せられ、家庭生活を営む家住期の人々はこれを援助。老後は林住期で瞑想にふける生活である。はbyけさの一句抄。

「土起し此処は格好地虫狩り」
(つちおこし ここはかっこう じむしがり)
山根尽生。




明日3月6日の一句
「地下鉄のキップは蝶のようなもの」 
対馬康子。



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by jinsei1 | 2007-03-05 07:43 | けさの一句

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