4月7日 別れ
2007年 04月 07日
(ひからっか などとわかれは やつぎはや)
清水径子。
飛花落花というのは花が風に散り、木の葉が落ちること。世の移り変わり無常であることをたとえたことば掲出句も無常を背景にしながらも、季語は<落花>で散りぎわの美しさをたたえている。それにしても長年にわたり交誼を結んできた友がつぎつぎに死んでゆくことよ、と嘆く。作者は明治四十四年生まれで九十四歳の作。三年前刊行の句集『雨の樹』以後の作。「月見草しほれぬうちに帰ります」の作も。byけさの一句。
(さくらちる かぜのたよりに ふほうきて)
山根尽生。
明日4月8日の一句
「永劫は少しせつなし蜆汁」
渡辺誠一郎。
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