日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

4月23日 泥炭地


「泥炭地さまよふことを蝶もなす」
(でいたんち さまようことをちょうもなす)
細谷源二。
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 源二の句でまず思いだすのは「地の涯に倖ありと来しが雪」だ。俳句弾圧事件で犠牲者となり、敗戦の直前に保釈されたが、東京の家は空襲で焼失。かすかな光明を求め開拓移民団に加わり北海道十勝に移住した。そこは布団の上を歩くような泥炭地だったという。<蝶>に仮託して境涯を詠んでいる。もちろん安定しないまま<さまよふ>のは自分だが、蝶よお前もかと相哀れんでいる。byけさの一句。

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「流刑とも実り難き地泥炭地」
(るけいとも みのりがたきち でいたんち)
山根尽生。






明日4月24日の一句
「裏山に金粉散らし春の月」 
原和子。


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by jinsei1 | 2007-04-23 07:22 | けさの一句