5月24日 新樹林
2007年 05月 24日
(たましひの ぬるるおもひに しんじゅりん)
加藤耕子。
若葉に覆われたみずみずしい樹木の林を歩くときは、身も心も洗われるような気分になる。こんな醍醐味を日本人に初めて教えたのは国木田独歩の『武蔵野』という本だ。独歩は「山林に自由存すわれ此句を吟じて血のわくを覚ゆ」と詩作もしている。生き生きとした個性ある自然は精神の内奥にまで影響を及ぼすのだ。新樹の滴るような緑によって<たましい>が濡れるというのは至言。byけさの一句抄。
(じぐざぐと ひかりのほうへ みどりへと)
山根尽生。
明日5月25日の一句
「子と母と麦の月夜のねむい径」
長谷川素逝。
宜しかったら、 ↓こちら↓ クリックをどうぞ。
☞ 遠隔治療のお薦め
☞ 寝てる間に、ボケ防止