7月13日 跳べ
2007年 07月 13日
(なつののかわ とびこえたしや とべよとこえ)
大高芭瑠子。
夏草の生い茂った日陰もない野原を流れる川がある。跳び越せそうな小川だ。けれど逡巡するものがある。跳び越したい願望と自信のなさが入り交じる。二十代の病気療養中に西東三鬼に師事して俳句をはじめた人だ。客観写生を基本とする俳句ではない。<跳べ>との声には一種、境涯性がこめられている。おそらく自身の内部から発せられた観念であり、これを形象化。病弱を乗り越えての決意表明の声なのだろう。byけさの一句抄
(いしづたい とんとんとんと わたろうか)
山根尽生。
明日7月14日の一句
「胸張ってくる羅を通しけり」
石田勝彦。
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