7月23日 死に死にて
2007年 07月 23日
(しにしにて ここにすずしき おとこかな)
村上鬼城。
今日は大暑、暦の上では暑さの絶頂である。鬼城には「念力のゆるめば死ぬる大暑かな」の作も。掲出句には「『目から死に耳から死んで暮の春』と其角の言へるに答ふ」と前書がある。宝井其角は蕉門十哲の一。視力や聴力が老化するのを嘆くのに対して、毅然たる態度を示している。すなわち身体の衰えを率直に受け入れ無理なく生きれば、解放感が訪れる。<ここに>を先途として清涼の境地を得るという。byけさの一句抄。
ガンで死ぬとき
(ひもすずし しんとうめっきゃく せみのこえ)
山根尽生。
明日7月24日の一句
「忘るなと青やかな世に蟇出づる」
文挾夫佐恵。
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