8月27日 風軽し
2007年 08月 27日
(ひばくちに ざんしょのもりや かぜかろし)
雨宮抱星。
原爆が投下された地には、草木一切が育たないと信じる時期もあった。被爆地とは広島か長崎である。後年、そこを訪れての感慨の一句だ。<残暑>は立秋を過ぎてもまだ暑さが厳しいこと。そんなとき日陰をつくる森があるのはうれしい。森林のうち人里近くに自然にできたのが森、人手を加えたのが林。被爆地ゆえに森の存在そのものが貴重で、涼しい木陰に吹く風はまさに<軽し>と感激したのだろう。byけさの一句抄
(しんりょうを あさもやひらく さんやかな)
山根尽生。
明日8月28日の一句
「櫂持たぬ釣舟草に波打つ陽」
坂本彩。
宜しかったら、 ↓こちら↓ クリックをどうぞ。
☞ 遠隔治療のお薦め
☞ 寝てる間に、ボケ防止