10月8日 夕鶴
2007年 10月 08日
(ゆうばえの くもよりあれし つるのさお)
今井つる女。
夕日の光を受けて、雲が赤く染まり美しい。あたかもその雲から生れ出たかのように、鶴の群れが真っすぐな一本の棹になって飛んでいる。単に「鶴」といえば冬の季だが、北方から渡ってくる鶴を詠む場合秋の季だ。十月も中旬ごろには山口や鹿児島の特定な土地に飛来する。古来、優美に天空を飛びかける鶴は異郷から人界にやって来た霊鳥としてあがめられた。畏敬の念もあっての一句だ。byけさの一句抄
(しなかなし さだめゆうづる わかれまい)
山根尽生。
明日10月9日の一句
「誰彼もあらず一天自尊の秋」
飯田蛇笏。
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