日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

カテゴリ:一服小話( 364 )

1月15日 看病


a0009666_8291632.gif「おいおい、八公の奴が病気だってさ。皆でお見舞い行ってやろうじゃないか」
 八五郎の友達が、二、三人集まって、お見舞いに行くことになりました。
「よう、具合はどうだ? 安心しなよ、俺達が看病してやるからな」
 友達が言うと、八五郎は嬉しがって、
「おお、良く来て呉れた。まあ、賑やかに話でもして行って呉れ」
「そうかい、それじゃあ、何か用があったら、声を掛けろよ。遠慮することは無いぞ」
と、言って、友達は、賑やかに話などをしていましたが、そのうちに花札が始まってしまいました。
 勝ったの、負けたのとやっている所へ、八五郎が声を掛けました。
「もしもし、水を一杯下され」
「・・・」
「もしもし、すみませんが、お水を・・・」
「ああ、今やるぞ」
 友達は、声ばっかりで、何時までたっても来て呉れません。
 堪り兼ねた八五郎が、ふらふらと起きて来たのを、友達が見付け、
「これ、何処へ行くのだ、寝ていないと危ないぞ」
「水を飲みに」
 すると、友達は、
「おお、それなら序に、俺にも、水を持って来て呉れ」
「おお、俺は酒だ。酒を持って来て呉れ」
「俺には饅頭だ。無ければ、買って来て呉れ」


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by jinsei1 | 2007-01-15 08:30 | 一服小話

a0009666_9315231.gif 貧乏な男がおりました。
 年毎に貧乏になるので、
「これは、貧乏神を御馳走すれば、少しは貧乏でなくなるかもしれん」
と、自分の食べる分も食べずに、貧乏神の所に差し出しました。
 ところが、前にも増して、益々貧乏になる一方です。
 腹を立てた男は、
「これ、貧乏神よ。こんなに御馳走するのに、何が不満で、ますます貧乏にするんだ」
と、大声で怒鳴ると、貧乏神は、


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by jinsei1 | 2007-01-14 09:33 | 一服小話

a0009666_8341459.gif ある家に、酔っぱらった友人がやって来て、泊めて呉れと言います。
「泊めてやっても良いが、蒲団が無いんだ」
と、言うと。
「なあに、蒲団なんか無くたって、どうってことはない。酒の勢いで、そこいらに寝ちまうわ」
と、言いますので、それならと、二階に上げてやりました。
 ところが、暫くすると、酒の酔いも覚めたのか、二階から、
「どうも下から風が昇ってきて、寒くて適わぬ」
と、言います。
 すると、下の男は、
「心得た。これで、風の奴も昇れめえ」と、


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by jinsei1 | 2007-01-13 08:35 | 一服小話

1月12日 焼き氷


a0009666_883270.gif 寒い朝のことです。
 息子が表へ出て、厚く張った氷を割って、持って来ました。
「親父さま、今朝は寒いはずです。ほれ、この通り。こんなに厚く氷が張りました」
 すると、親父は、
「どれどれ、ほんとに、厚く張ったものだ。・・・そうだ。寒の内の氷は薬と言うから、一口食って見よう」
「いや、硬くて、硬くて、とても親父さまには、歯が立ちますまい」
と、息子が言うと、


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by jinsei1 | 2007-01-12 08:09 | 一服小話

1月11日 小便


a0009666_940204.gif ある男が、小雨のふる夜中に、ふと小便がしたくなって目が覚めました。
 便所まで行くのが面倒臭いので、廊下の戸を一枚開けて、縁側から小便をしておりましたが、いつまでたっても、小便が止まりません。
 長い時間、小便をしていましたが、一向止まる気配がありません。
 そのうち、女房が心配してやって参りました。
「何をいつまでしているのですか」
「どうも今夜は、沢山小便が出るんだ。ほれ、何時までたっても音が止まらん」


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by jinsei1 | 2007-01-11 09:49 | 一服小話

1月10日 謎々


a0009666_8225181.gif 謎々の大好きな旦那がおりました。
 小僧をつかまえては、
「おい、謎々をしよう。目が二つあって、足が四本、鼻はずっと長く、毛の生えたもので、白い物は、なあーんだ」
「へえ、それは、象でしょう」
「おお、良く解いた、良く解いた」
 いつもこんな具合で、相手にされる小僧さんも、たまったものではありません。
 たまには、こちらからな謎々を出して、旦那をへこましてやろうと思いました。
 そこで、ある日。
「それでは、旦那さま。目玉が九つ、鼻が七十八、耳が三千三百十六、足が六百七十九本あって、色が白いようで黒く、赤いようで黄色く、毛の長い物は、なあーんだ」
「うーん。それは難しい。・・・何だろう?」
 すると小僧さん、ここぞとばかりに、
「旦那、大した物じゃありませんよ。簡単にに分かる物です」
「うーむ。どうしても分からぬ。頼むから、種明かしをして呉れ」
 旦那は、降参して言うと、小僧は、


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by jinsei1 | 2007-01-10 08:23 | 一服小話

a0009666_8481365.jpg 店の主人と小僧が、浅草の観音さまにお参りに行った時の事です。
 賑やかな仲見世通りを歩いていますと、小僧が突然、主人の背中を指さし、大きな声で言いました。
「あっ、旦那さま。旦那さまの背中に、しらみが付いております」
「バカ! そんな事は、小声で言え! 恥ずかしいだろ」
 主人は慌てて小僧に言うと、小僧は、声を小さくして言いました。


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by jinsei1 | 2007-01-09 08:48 | 一服小話

1月8日 落とし物


 主人と小僧が、浅草の観音さまに、お参りに行きました。
 浅草はもう、大変な賑やかさで、境内は、人でごった返しています。
 小僧は主人の袖を引っ張って、言いました。
「旦那さま、旦那さま。こう、混雑しておりますと、何か、落とすかもしれません。落物には、お気を付け下さい」
「おお、良く気が付いた。私は落とさぬが、先程お前に預けたお金は、大丈夫か?」
 すると小僧は胸を張って、


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by jinsei1 | 2007-01-08 09:19 | 一服小話

1月7日 狐憑き


a0009666_9571912.gif 昔々、狐が、人に取り憑いて、良く悪戯をしたものでした。
 ある店の小僧さんに狐が憑いてしまい、小僧さんは、訳の分からぬ事を言ったり、したりしました。
 お店の主人は困って、神主さんに御祓をして貰ったり、お坊さんにお経をあげてもらったりして、ようやく、小僧さんに取り憑いていた狐を追い出しました。
 ところが、狐を追い出したのに、小僧さんは、まだ、ぼんやりしています。
 主人は腹を立てて、
「お前は、狐が憑いてから、ひどいアホになったな」
と、いうと、取り憑いていた狐が窓からひょいと顔を出し、


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by jinsei1 | 2007-01-07 09:58 | 一服小話

1月6日 平林


a0009666_849080.gif 字の読めない下男がおりました。
 ある日、主人に、
「すまないが、お医者の平林先生に、手紙を届けてお呉れ」
と、頼まれました。
 ところが、途中で、何という名の医者に行くのか、すっかり忘れてしまいました。
 ちょうど、側を通り掛かった坊さんに、
「もしもし、この手紙の宛名は、何と読むのでございましょうか?」
と、聞くと、坊さんは、
「ふむふむ、これは、『ひょうりん』とも読むし、『へいりん』とも読む。また、『たいらばやし』か、あるいは『ひらりん』か、もしかすると、『一八十の木木(いち、はち、じゅう、の、もく、もく)』と、読むかもしれんな」
 どれもこれも、違うようで、どれがどれだか分からなくなった下男は、困ってしまい、大声で呼んで歩きました。
「ひょうりんか、へいりんか、たいらばやしか、ひらりんか、一八十の木木の医者は、どちらかな」


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by jinsei1 | 2007-01-06 08:49 | 一服小話