日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

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6月28日 日月


「かたつむり日月遠くねむりたる」
(かたつむり じつげつとおく ねむりたる)
木下夕爾。
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 日月は太陽と月、また歳月の意とも解せられる。芭蕉の『おくのほそ道』の冒頭は「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」とある。日月はいずれにしても旅人のようなものだという。これと程遠い存在で、旅もせず眠っているのが<かたつむり>だとする。考えてみれば一所にとどまり、夜行性で、昼間に見かけるのは梅雨時の雨の日くらいだ。極大の<日月>と極小の<かたつむり>の対比が眼目。byけさの一句抄

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「あじさいが泣いていますよおっかさん」
(あじさいが ないていますよ おっかさん)
山根尽生。

さて、明日は
by jinsei1 | 2007-06-28 07:20 | けさの一句

6月22日 長い雨期


「長い雨季青年だれも孤島もつ」
(ながいうき せいねんだれも ことうもつ)
酒井弘司。
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 雨季は一年の中で雨の多い季節をいう。梅雨と秋霖の時季が代表的である。これになぞらえ一生の中で雨季といえば青年期か、中学生から大学生くらいまでと長い。この時期は心身ともに急激な変化を引き起こし安定を欠く。何となく不安で、いらだち、怒り、理由なき反抗に走る事も多い。そんな妥協のなさを<孤島>に象徴して表現。もちろん孤立無援ではないが、青年はそう思いがちだ。byけさの一句抄。

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「始まりはこれぞ正しく梅雨にて」
(はじまりは これぞまさしく ばいうにて)
山根尽生。

さて、明日は
by jinsei1 | 2007-06-22 07:50 | けさの一句

6月15日 取って置き

 
「フルーツポンチのチェリー可愛いや先ずよける」
(フルーツポンチの チェリーかわいや まずよける)
池田澄子。
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 小さく切ったいろいろの果物にシロップ・炭酸水などを加えた冷たい飲み物がフルーツポンチ。その上に色鮮やかなサクランボを載せている。「まあ、かわいい」と女学生のように歓声を上げたか。それはまず脇へ押しやって、最後まで残しておこうという人間心理を詠んでユーモアがある。「取って置き」という語もあるが、後日のために大切にしまってはおけない。うれしいサクランボの季節。byけさの一句抄。

他は皆、房こん盛りの中なのにぃ
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「ひとり占め見たことないの取って置き」
(ひとりじめ みたことないの とっておき)
山根尽生。

さて、明日は
by jinsei1 | 2007-06-15 06:46 | けさの一句