ルーシーさん、覚えていますか?
2004年 09月 21日
プリペイド携帯で、あわや「迷宮入り」に足がつき。
プリペイド携帯:犯罪対策指針を策定 警察庁、新手詐欺で
そんな中、
【ロンドン15日共同】2000年7月、日本で失跡し殺害された英国人女性ルーシー・ブラックマンさん=当時(21)=の父ティムさん(51)が、事件の再発防止を目的に携帯電話の文字メッセージを利用した防犯サービスを開始した。
「セーフティーテキスト」と名付けられた同サービスは、異常事態が発生しない限りは利用者の秘密が保護されるのが特徴。ティムさんは「このシステムがあって友人が警報を受け取っていたら娘は助かっていたかもしれない」と話し、日本でも実用化されることを願っている。
サービスの利用者が誰かと出掛ける場合、あらかじめ相手の氏名や特徴、場所などを携帯電話の文字メッセージで管理者に登録。指定した時間内に帰宅して本人が削除すれば記録は一切残らないが、何らかの理由で時間を過ぎても削除されないと親や友人らに転送され“警報”が発動される。 河北新報 2004年09月16日木曜日
「迷宮入り寸前」の遺体発見 。
『このままでは迷宮入り』の声もあがり、2月5日から『もう一度、細かくやってみよう』ということで現場に戻ってようやく結果が出た。あの洞窟周辺は10月に一度さらっていましたが、深く掘ってみたら遺体が出てきたという訳です。9回裏2死でようやくヒットという感じでしょう」(社会部デスク)
遺体発見に当たっては、ルーシーさんが7月1日の午後3時と夜7時に織原容疑者の携帯電話を使って友人に電話をかけていたことが大きな要因になった。1回目は織原容疑者が滞在していた都内のホテル、2回目は逗子からと、具体的な場所がほぼ特定されていたからだ。
プリペイド携帯電話の匿名性、利便性に乗じて、さまざまな悪事を行ってきた織原容疑者だが、今回ばかりはその携帯電話に裏をかかれたということだろうか。
取材・文:草薙厚子(Webキャスター) 取材:岩崎大輔、島田健弘、高谷 剛