7月28日
2005年 07月 28日
(はなさびた いっことなりて たをすてず)
永田耕一郎。
北海道開拓は明治初期から大正にかけて、本州から多数の人が移住して辛苦の努力を重ね農地を開発した物だ。けれども1955年以来の高度成長制作の煽りで、工場建設のために土地を買収された農家も多い。そんな中で一戸となっても田を捨てず。農を守っている心意気に共鳴しての作。急激に経済が膨張したバブルというのも昔がたりの今日、しみじみ味わいたい一句である。
1918~ 韓国木浦生まれ。加藤楸邨に師事。北海道で「梓」主宰。by村上護。
(ぼうくうに ひとりたこつぼ ほったちち)
山根尽生。
★死なば諸共と、埋まったみんな掘る為と---。
2度ともう、あってはならない!
藤沢海軍航空隊
明日7月29日の一句
「海にすむ魚の如身を月涼し」 榎本星布(せいふ)。