9月2日
2005年 09月 02日
(てきといふ ものいまはなし あきのつき)
高浜虚子。
国破れても不動の姿勢を示した一句だった。当時新聞記者はインタビューで、必ず戦争が俳句に及ぼした影響を聞いたという。これに対して常に「俳句は何の影響も受けなかった」と答えた。すると貴社はあぜんとして憐れむような目つきで見た、と『虚子俳話』の序文にかいている。
1874~1959 愛媛県松山生まれ。「ホトトギス」主宰。by村上護。
(だいしゃっきん どうかえすのか そうせんきょ)
山根尽生。
明日9月3日の一句
「虫啼けり太く短く生きたしと思ふ」 藤木清子。