一日一案 発想練習 10月19日
2005年 10月 19日
T繊維会社が織りかたを間違えて、一方に毛が立つ布をつくってしまった。これでは全く使いものにならない。
そこで、この布をなにかほかに使えないかと、協力下請会社に考えさせた。
そこで、その中の一つA社では、社長が先頭に立って考えはじめた。
「一方に毛が立っている。それなら常識的に考えて、これで、ブラシをつくり、服のホコリとりにならないか?」
そう思いついて、柄をつけてつくってみたところ、これで服をなでると糸くずまでとれる。A社は、さっそくこれを実用新案に出し、エチケットブラシと名づけて売り出し、これが大ヒット商品になった。
このブラシは、いろいろの形で売り出されたがまだまだポケット用に小さくするなど、変わったものが考えられそうだ。
(発明のヒント134 実業之日本社刊参照)by豊沢豊雄。
温度計つきてんぷら箸