日日光進・更新・交信。アナタへの健康波動---。


by jinsei1

4月18日 いのち

「行く雲も帰雁の声も胸の上」
(ゆくくもも きがんのこえも むねのうえ)
齋藤空華。
4月18日 いのち_a0009666_14584167.jpg

 作者齋藤空華は、大正九年(1920)横浜市生れ。渡部水巴門。出征後肺結核という病を得て二九歳の若さで亡くなるまで、病臥の中で死を自覚した多くの句を遺した。
 北へ去る雁は移り行く季節を、行く雲はここに在る自分自身をより強く自覚させるだろう。「胸の上」というと、どうしても当時死病であった病の苦痛を思わずにはいられないが、掲出句の景色は空へ向って澄んでいる。by癒しの一句抄。

~からだは既に親を越えていて~ 
4月18日 いのち_a0009666_14591152.jpg
「からだごともっと呉れろとわめく雛」
(からだごと もっとくれろと わめくひな)
山根尽生。

明日4月19日の一句
「たけの子や畠隣に悪太郎」 
向井去来。

遠隔治療のお薦め

by jinsei1 | 2006-04-18 15:02 | 癒しの一句