7月24日 旅花火
2006年 07月 24日
(ねむりても たびのはなびの むねにひらく)
大野林火(おおのりんか)。
掲出句は昭和二二年作、句集『冬雁』所収。
戦後、まだ米を持参して旅行するような時期だった。長い戦争のあいだ忘れていた花火の音に気づいた。心のそこから花火を美しいものとして眺め、眠りについてからもその昂りが止むことがなかった。by癒しの一句抄(8月23日所収)。
★1938年 昭和13年 時局が戦争へと傾いていき、花火大会中止。
1947年 昭和22年 8月1、2日に「長岡市戦災復興祭」の名のもとで復活。
(おおはなび やみよにちさき ひかわまる)
山根尽生。
明日7月25日の一句
「独り漕ぐや郭公の森左右にあり」
八木絵馬。
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