9月17日 花野ゆく
2006年 09月 17日
(ばすいたく ゆるるにたえて はなのゆく)
木村蕪城(ぶじょう)。
作者は近隣を訪れた師にまみえる為に、野の道をバスに揺られているのだ。「いたく掘るる」土埃の道は病身の作者にはつらいものだったろう。しかし、「花野ゆく」という座五にこれから師に会する高鳴りとひたすらな思いが感じられる。作者はこの後健康を取り戻し、この地で教師の職を得、家庭を持ったby癒しの一句抄。
(はなののへ むかしなつかし ぼんねっと)
山根尽生。
明日9月18日の一句
「いなびかり生涯峡を出ず住むか」
馬場移公子。
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