11月2日 けちの親子
2006年 11月 02日
けちんぼうの親子がおりました。
ある日、田舎へ用事があって出掛けると、途中で親父が川へ落っこちてしまいました。
息子は慌てて引き揚げようとしましたが、息子一人の力では揚がりません。
まごまごしている所へ、お百姓が通り掛かり、
「息子さん、百文出すなら、わしが、引き揚げてやりましょう」
息子は、生まれ付きのけちですから、そのまま頼む訳はありません。
「七十二文に、負けないか」
と、値切りますと、
「いや、百文でなけりゃあ、だめだ」
「では、七十三文でどうだ」
「いやいや、百文だ」
互いに譲らずに言い合っていますと、川の中で、今にも溺れそうにしている親父が、がぼがぼ水を吐き出しながら、息子に、
「そうだそうだ。おれが死んでも良いから、
百文は出すな。負けさせろ」
おしまい
ハイッ、お次ぎがヨロシイようで------。
明日11月3日の予告
右大臣左大臣
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