11月13日 絵解きの薬袋
2006年 11月 13日
昔は、お医者さんの中にも、字を知らない人がいました。
読み書き出来ないので、薬の材料を入れた袋には、それぞれの中身が分かるように、絵を書いて置きました。
ある時、この医者の友達が遊びに来て、尋ねました。
「その、侍の絵の書いた袋は?」
「附子(ぶし→トリカブトの根をとって乾した生薬で、興奮や鎮痛の効果があります)と言って、気付や、痛み止めの薬にござる」
「その隣の閻魔さまの絵は?」
「この袋は、大黄(だいおう→タデ科の多年草で、黄色い根茎の外皮を取り、乾した生薬で、胃薬や下痢止めの効果があります)と言って、腹下しの薬にござる」
「して、その隣の、犬のチンが火にあたっている絵の袋は?」
「陳皮(ちんぴ→みかんの皮を乾かした生薬で、
せきやたんを押さえ、胃薬や風邪薬の効果があります)
と言って、咳止めや、胃の薬にござる」
おしまい
ハイッ、お次ぎがヨロシイようで------。
明日11月14日の予告
大仏様のお饅頭
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