12月1日 閻魔の考え
2006年 12月 01日
このところ、地獄が暇でした。
病気で死ぬ人が、めっきり減って、鬼達も、暇を持て余し気味です。
そこで、
「閻魔さまと一緒に、何か、良い対策は無いか、会議を開こう」
と、言う事になりました。
まず、赤鬼が言いました。
「地獄が暇になったのは、医者が、病人を残らず、治してしまうせいです。医者という医者を、皆地獄へ連れて来ましょう」
「それは、名案だ」
青鬼も賛成しました。
「どうでしょう。閻魔さま」
鬼たが聞きますと、閻魔さまは首を横に振りました。
「それは、ちと、考え物だ」
「何故で、ございますか?」
「良く考えて見よ。医者が薬の匙加減を間違えたり、診立違いをしてくれるお蔭で、本来は死なぬ人間が、ここに来る事を忘れてはならん。藪医者まで、一人残らず、居なくなっては、益々困る。
連れて来るのは、暮々も、腕の良い医者に限るぞ」
おしまい
ハイッ、お次ぎがヨロシイようで------。
明日12月2日の予告
富士山の入れ物
宜しかったら、 ↓こちら↓ クリックをどうぞ。
☞ 遠隔治療のお薦め
☞ 寝てる間に、ボケ防止