12月3日 リフト
2006年 12月 03日
(かれやまの なにみしりふと もどりくる)
能村登四郎。
現代の作品でありながら、古風な気持ちもするような俳句である。
ユーモラスでありながら少し寂しい。詩の大切な条件を備えた俳句だと思う。
掲出句は句集『芒種』(平成十一年刊)所収。
作者はあとがきで「今はこれと言って病はないが、何と言っても八八歳の老躯はしんどい。/そんななかで毎月の作品を発表しなければならないのは辛い。しかし考えを替えるとおいてもこのような仕事を持っていることは男として倖せなことだと思っている。」と書いた。専門俳人としての風格が漂う。」by癒しの一句
(これはこれ のぼりせんよう りふとにて)
山根尽生。
明日12月4日の一句
「一生の嘘とまことと雪ふる木」
寺田京子。
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