1月9日 郷愁
2007年 01月 09日
(はらっぱも ふはいのこまも とうになし)
正木ゆう子。
杜甫の「国破れて山河在り」の詩句はよく知られている。国家は破れ人民は離散したが、ただ自然の山河のみは昔のまま、という意だ。 国都長安が破壊されたのを見ての感慨である。掲出句は敗戦を嘆いた句ではなく、作者は戦争を知らない若い世代の人だ。かって遊んだ<原っぱ>がとっくに無くなった事を憤っているのだ。原因はバブル経済による乱開発である。そのせいで子供時代の思い出まで失ったという。by癒しの一句抄。
(はっちんと てらのろうかの めんこかな)
山根尽生。
明日1月10日の一句
「冬も半ば首のうしろに手を組んで」
坂本謙二。
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