3月6日 改札機
2007年 03月 06日
(ちかてつの きっぷはちょうの ようなもの)
対馬康子。
駅の自動改札がまだ珍しかったころか。改札機に切符を差し込めば扉が開き、その先に切符が飛び出す仕掛け。それを蝶のようだと童心にかえって喜んでいるのだ。比喩の生きた句で、切符がになるというのは新しい意味作用の創造でもあろう。明るい春の空に舞う蝶は大自然のもの、暗いちかてつでは人工の蝶が飛ぶ。この対比はブラック・ユーモア的要素もあるが、俳諧の本質を突く一句である。byけさの一句抄。
(たーんしき じどうはしりの かいさつき)
山根尽生。
明日3月7日の一句
「亡きひとの夢に来てより春の風邪」
野澤節子。
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