3月7日 亡き人
2007年 03月 07日
(なきひとの ゆめにきてより はるのかぜ)
野澤節子。
風邪の神という疫病神とも異なるのが夢に見た<亡きひと>だろう。その影のせいで春の風邪を引いたとは奇妙にリアリティーがあっておもしろい。風邪は邪気を含んだ風の意で,その風が通過する部位である呼吸器系疾患の総称として使われてきた。そんな現実以上に<夢>に現実性を持たせたのが掲出句である。現代医学でも夢は心の健康維持のため大いに貢献していると明らかにする。掲出句の夢には邪気があったか。 byけさの一句抄。
(ついとうの こうべもおもく くらすとも)
山根尽生。
明日3月8日の一句
「赤椿咲きし真下へ落ちにけり」
加藤暁台。
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