4月20日 天まで畑 天耕
2007年 04月 20日
(てんこうの みねにたっして みねをこす)
山口誓子。
Google地図検索 呉市倉橋町 鹿島
「耕して天に至る」ということばがある。それほどまで段々畑が山の頂上近くまで耕作されていたのは懐かしい風景だ。広島湾の入り口にある倉橋島という小島で、昭和三十七年の作という。昭和三十年以来およそ二十年近く続いた高度成長期は日本の景観をすっかり変えてしまった。それ以前の風土を詠んだ俳句だ。山の頂まで耕し、山頂を越えた見えない向こう側までも耕すという勤勉さを象徴する一句。byけさの一句抄。
(てんこうに ひらけるうみの かきいかだ)
山根尽生。
明日4月21日の一句
「たましひの糸引くように桜しべ」
長谷川久々子。
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