11月8日 時雨れ
2007年 11月 08日
(あれきけと しぐれくるよの かねのこえ)
宝井其角。
時雨は降ったりやんだりする、わびしい感じのにわか雨をいう。『後選和歌集』(九五一年)に「神無月降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりけり」と詠まれた初等の景物。時雨がさっと降って来る冬の夜に、さらにさびしい鐘の音が<あれ聞け>とばかりに響いてきた、というのだ。主体を人間、擬人化した時雨あるいは鐘の声にするかで解釈は異なってくる。時雨と鐘の声とで印象際立つ一句だ。byけさの一句抄。
(しぐるるや らいとあっぷの かねのこえ)
山根尽生。
明日11月8日の一句
「あれ聞けと時雨くる夜の鐘の声」
宝井其角。
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